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2016-03-27 16:45

その他

訪日中国人客は今後どこへ向かうのか JTBが調査実施

訪日中国人
訪日観光旅行を希望する中国人1,000人を調査
株式会社ジェイティービーは24日、同社が実施した「1年以内に日本への観光旅行を希望する中国人に関する調査」の結果を公表した。

この調査はインターネット上で、2016年1月22日~1月29日の期間中に実施された。対象は、中国本土に在住し1年以内に日本への観光旅行を希望している中国人男女1,000名(男性532名・女性468名)だ。なお、対象者の年収は12万元(約240万円)以上となっている。

調査結果からは、中国人の中でも安定した収入があり、購買意欲も旺盛な比較的若い層が、今後は個人の楽しみのために訪日旅行をしたいと考えている、その実像がうかがえる。

訪日経験者ほどより具体的な興味を持つ傾向が
まず、この調査では日本への観光旅行を希望している人を対象にしているので、もともと日本への関心は高い。はじめて日本へ行きたいと思ったきっかけも、1位は「アジアの先進国として日本を見てみたかった」の34.7%となっている。

また、年収の下限を設定したことで、アンケートの回答者はほぼ富裕層といっていい層になっており、学歴も高いことが特徴だ。職業も、中国企業や外資系企業などに勤務し、安定した収入がある人が圧倒的に多い。これは同時に、そのような層の人々こそが、訪日旅行を希望しているとも読み取れる。

そして、そのような層が旅行を決める際に重視することは、「リフレッシュできるかどうか」が70.8%で1位となっている。さらに、訪日旅行経験がない人は、キーワードとしてショッピングやグルメが大きな比重を占めていることに対し、訪日経験がある人では温泉や富士山、花見などといった、具体的な単語がキーワードになる傾向がある。

ほかにもこの調査では、日本での宿泊場所や食事をする場所、旅行の情報源や観光旅行の予約方法など、具体的な項目についてのアンケートが実施され、その結果が数値で表示されており、今後の訪日中国人観光客の動向を考える上で、非常に参考になる内容となっている。

(画像はニュースリリースより)


外部リンク

株式会社ジェイティービーニュースリリース
http://www.jnto.go.jp/jpn/news/

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