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2016-04-25 00:45
その他
訪日外国人消費動向:平成28年1~3月期は個人消費が減速
市場拡大継続も個人の旅行支出はマイナスに
観光庁は20日、訪日外国人消費動向調査の平成28年1~3月期調査結果の速報を公表した。その結果からは、訪日外国人の旅行消費総額は9,305億円と前年同期比プラス31.7%と大幅に増加しているが、訪日外国人1人当たりの旅行支出は161,746円となり、前年同期比はマイナス5.4%となっていることがわかった。
この期間、訪日外客数は575万人と、前年同期比は39.3%の増加となっている。そのため、消費総額でみればインバウンド市場が依然拡大していることを示しているが、訪日外国人旅行者1人1人の財布の紐はやや堅くなったといえそうだ。
消費の内容について今後注視が必要か
市場別にみてみると、最も個人の旅行支出が多いのはオーストラリアの1人当たり285,060円となっている。これは前年同期比15.1%の増加だ。一方、爆買いの代名詞となっている訪日中国人の旅行支出は、1人当たり264,997円とオーストラリアに次いで2位となっているが、こちらは前年同期比マイナス11.8%となっている。
訪日外国人旅行者の1人当たり旅行支出は、平成24年の13.1万円から昨年平成27年の17.6万円まで、毎年順調に増加していた。それがここへきてややブレーキがかかってきた印象だ。
訪日外客数自体は順調に伸びているため、インバウンド市場は拡大を続けているといって間違いないが、その消費の内容については今後、注視が必要だといえそうだ。
(画像はプレスリリースより)
外部リンク
観光庁プレスリリース
http://www.mlit.go.jp/common/001128414.pdf
参考:観光庁プレスリリース(訪日外国人消費動向平成27年年間値)
http://www.mlit.go.jp/common/001126552.pdf
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