2016-05-04 19:15
観光
桜とイースターで好調維持 2016年3月市場動向トピックス

イースター休暇の影響もあり欧米からの訪日が好調
日本政府観光局(JNTO)は4月28日、2016年3月の市場動向トピックスを公開した。アジア・欧米の各市場は引き続き好調を維持し、いずれも前年同月を上回る訪日客数を記録している。今年度はイースター休暇が3月25日~28日となり、その影響で欧米方面からの訪日客がかなり伸びている。オーストラリアは前年同月比43.3%増を記録し、英国も前年同月比37.7%増と大幅な伸びをみせている。
特に訪日英国人に関しては、英国からのクルーズ船の寄港が増えたことを、JNTOでは大幅な増加の理由にあげている。JNTOはさらに、今後もこれら欧米からのクルーズ船寄港による一定の訪日需要が見込めるとしている。
東南アジアなどからの訪日も順調な伸び
アジア市場においては、中国では一時期ほどの勢いはなくなってきてはいるものの、それでも桜関連の旅行商品が好調で、2013年9月以降31ヶ月連続で各月の最高を更新している。イースター休暇を導入している香港も、前年同月比37.3%増と好調だ。また、東南アジアのインドネシア、マレーシア、シンガポールといった国々からは、前年同月比がいずれも40%前後の増加をみせており、こちらはまだまだ訪日客数に伸びしろがありそうだ。
全体として、爆買いによりインバウンド市場をけん引してきた訪日中国人に関しては、その増加率も落ち着きをみせてきているものの、中国以外の国や地域からの訪日客は順調に伸びているといったところだろうか。
外部リンク
日本政府観光局2016年3月市場動向トピックス
http://www.jnto.go.jp/jpn/reference/tourism_data/
日本政府観光局ホームページ
http://www.jnto.go.jp/jpn/
関連する記事
-
2016-07-11 21:15
-
2016-07-11 21:00
-
2016-07-11 20:00
-
2016-07-11 19:00
-
2016-07-11 15:00