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2016-05-21 17:15

法人向け

訪日タイ人によるタイ市場SNS拡散サービス開始

タイ市場
一般の訪日タイ人が多数シェアすることで情報拡散
株式会社エックスクエストは18日、訪日経験のあるタイ人を活用したFacebookシェア投稿サービスを開始したと発表した。

このサービスは、企業がタイ市場で拡散してもらいたい情報を、訪日タイ人のFacebookに投稿してもらい、そこから情報を拡散させるというものだ。タイではFacebookの利用率が非常に高く、日常的な情報源として多用されている。そのため、タイ人のFacebookでシェアした情報は、シェアのしかたによってはタイ市場で大規模に拡散する可能性が高い。

同社では、訪日タイ人約2万人の協力を得て、それぞれにマイクロインフルエンサーとして情報発信してもらうとしている。すでに強力な発言力のあるインフルエンサーでは、最近は企業の広告色が強いと敬遠される傾向にあるため、敢えて小さな発信源を多数利用するという方法を選んだとしている。

有望な市場でネットのクチコミ情報をいかに利用するか
日本政府観光局(JNTO)による訪日外客数統計をみると、タイ市場は中国、韓国、台湾、香港に次いで5番目に大きな市場だ。2016年4月の訪日タイ人は速報値で131,000人となり、前年同月比も11.0%増と毎月2桁の伸びを順調に続けている。

そのタイ市場に特化した同社のサービスは、特化しているだけにこのような細やかな対応が可能なのだろう。利用するインバウンド事業者側も、企業色を薄めてあくまで訪日タイ人のおすすめ情報として伝えるような形をとれば、より効果的に拡散ができそうだ。

いまや、タイ市場だけでなく大半の市場の訪日外国人が、最も参考にする情報源はインターネット上のクチコミだという状況にある。確かに線引きが難しいところではあるが、「広告」という考え方ではなく、おすすめの情報を共有・拡散してもらうという視点でこのようなサービスを利用するのは、今後いっそう有効な手段となっていくのではないだろうか。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

株式会社エックスクエストプレスリリース
http://www.sugoisim.asia/news.html

参考:日本政府観光局プレスリリース
http://www.jnto.go.jp/jpn/news/

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