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2016-05-18 06:15

観光

平成28年版「観光白書」公表

平成28年版観光白書
観光産業の軸はインバウンドへと
観光庁は13日、「平成27年度観光の状況」及び「平成28年度観光施策」からなる平成28年版「観光白書」を公開した。

この白書は4部構成となっており、第1部は「平成27年観光の動向」、第2部は「成長する世界の旅行市場を我が国の活力に~『世界が訪れたくなる日本』への飛躍~」、第3部は「平成27年度に講じた施策」、そして第4部は「平成28年度に講じようとする施策」となっている。

全体として、やはり軸になっているのは訪日外国人旅行者の受け入れについてだ。世界の旅行市場おける日本市場の現状を提示し、いっそうのインバウンド拡大に向け具体的な施策を検討する内容となっている。

現在のインバウンド活況をいかに定着させるか
現在、世界の旅行市場は、リーマンショックなどの影響を受けた一部の年度を除き、順調に右肩上がりの成長をみせている。毎年、4~5%程度の増加が続いている状況だ。

そんな中、日本のインバウンド市場は、平成27年に爆発的な伸びをみせた。前年の平成26年に比べ47.1%の増加、つまりたった1年で、訪日外客数は1.5倍近くに増えたのだ。この文字通り「爆発的」なインバウンド市場の拡大を、一過性のバブルで終わらせてしまうかどうかは、当然のことながら今後の対応にかかっている。

一部の観光地だけでなく、日本国内のあらゆる地域で受け入れのための環境整備を急ぎ、またさまざまな情報を発信していくことで、インバウンドをあらたな産業として定着していくことの重要性を、この白書からうかがい知ることができる。


外部リンク

観光庁報道発表
http://www.mlit.go.jp/kankocho/news

観光庁平成28年版観光白書概要
http://www.mlit.go.jp/common/

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