2016-05-20 02:00
観光
大型国際会議で京都の伝統産業を活かしたノベルティが採用

参加者全員に京都らしい和柄バッグをプレゼント
公益財団法人京都文化交流コンベンションビューローは18日、京都市内で開催される「第59回日本糖尿病学会年次学術集会」において、会議参加者へ配布するノベルティに京都の伝統産業品が大量に採用されたと発表した。採用されたノベルティは、コングレスバッグとして地元京都産のちりめん地をあしらった和柄バッグだ。デザインは4種類あり、学会オリジナルのロゴマークのタグも付いている。
「第59回日本糖尿病学会年次学術集会」は2016年5月19日から21日まで京都国際会館などで開催される。糖尿病治療や研究に従事する医師・看護師など、医療関係者約14,000人が国内外から参加する大型国際会議だ。その参加者全員に配布するため、このバッグは13,800個(約1,260万円)が製作された。
今回の会議開催による経済波及効果は8億円以上
同法人では、他にも会議参加者向けの市バス・地下鉄1日乗車優待券であるコンベンションパス5,000枚(約300万円)の購入などもあり、会議開催による経済波及効果は試算額にして8億7,400万円になるとしている。なおこの試算額は、観光庁の「MICE開催による地域別経済波及効果測定のための簡易測定モデル」によって計算されたものだ。観光庁は国際会議や国際見本市などMICEの開催・誘致を積極的に推進しており、今回の京都における国際会議開催はひとつの成功事例といえそうだ。
MICEでは、参加者が宿泊したり移動したりすることでまず経済的な波及効果が現れるが、同法人のようにノベルティとして伝統産業品を活用するなど、アイディア次第ではさらに多方面に市場を拡大できる可能性があるといえるだろう。
(画像はプレスリリースより)
外部リンク
公益財団法人京都文化交流コンベンションビューロープレスリリース
http://hellokcb.or.jp/info/pdf/
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