2016-05-28 18:45
宿泊
グリーンツーリズムは民泊の可能性を広げるか
民泊・航空・地方観光の3者が連携してPR
株式会社百戦錬磨および子会社のとまれる株式会社は、日本航空株式会社(以下「JAL」)と株式会社農協観光(以下「Nツアー」)と連携したWEBサイト「週末ふるさとTrip」を、2016年5月26日(木)よりJALサイト内で公開した。同社は民泊マッチングサイト「とまれる」を運営しており、国家戦略特区として民泊を解禁した東京都大田区や大阪府下において認定を受けた物件も有している。
さらに同社は、地方での農林漁業体験型民泊の宿泊予約サービスを行っている「とまりーな」も運営しており、今回公開された「週末ふるさとTrip」は、そちらを利用したグリーンツーリズムの宿泊拠点の紹介となっている。
グリーンツーリズムと民泊はベストマッチ?
公開された「週末ふるさとTrip」の紹介第1弾は、青森県七戸町の農家に宿泊し、オーナー家族との交流や田舎暮らし体験の様子を動画で紹介するというものだ。この七戸町の農家は、実際に「とまりーな」にも掲載されている。現在民泊解禁となっている都市部では、認定条件として「6泊7日以上」の利用が必要であることがネックとなり、申請される物件自体が少ないという状況にある。しかし、農業や漁業、林業などを現地で体験するグリーンツーリズムであれば、まず一定期間宿泊する長期滞在となることが前提となるため、民泊サービスとして集客しやすくなる可能性が高い。
さらに、農林漁業体験民宿業の場合、民泊サービスが始まる以前から旅館業法の規制対象外となっており、民家の中の1部屋だけであっても民宿として営業できるため、民泊として利用するハードルも最初から低いという状態だ。
今後、たとえば言葉の問題などでも、オンラインで通訳・翻訳サービスを利用するなど受け入れ環境を整備していけば、民泊利用によるグリーンツーリズムは日本の文化を体験したいと考えている訪日外国人旅行者を地方へ誘客できる、有効なサービスとなるのではないだろうか。
(画像はプレスリリースより)
外部リンク
株式会社百戦錬磨プレスリリース
https://www.hyakuren.org/wp-content/
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