インバウンドビジネスニュース

株式会社ワイヤ・アンド・ワイヤレスは、同社が提供する訪日外国人向けアプリ「TRAVEL JAPAN Wi-Fi」を利用した手軽な情報配信サービス「インバウンド・キャッチャー」を、2016年6月1日（水）より開始した。

「TRAVEL JAPAN Wi-Fi」は、同社のWi-Fi 接続サービスを無料で使用できるアプリだ。2016年3月現在で、150万件以上ダウンロードされている。使用に際しては、ユーザーの位置情報や属性情報の提供が条件となっており、そこから同社は訪日外国人旅行者の動向分析サービスを提供している。

今回、同社が新たに提供を始めた「インバウンド・キャッチャー」は、その動向分析サービス「インバウンド・レーダー」と同じく、個人向けインバウンド・マーケティングサービスとして「インバウンド・サテライト」というサービスブランドで統一されており、個人であっても手軽に集客に役立てられるところが特長だ。

これまで同社が提供していた「インバウンド・レーダー」では、いつ、どこに、どのような属性の訪日外国人が滞在しているのかを可視化し、マーケティングに役立てるというサービスだった。

新たに始まったサービス「インバウンド・キャッチャー」は、訪日外国人旅行者の動向をもとに、ピンポイントで店舗や商品の情報を配信できるようになっている。たとえば、毎週同じ曜日の特定の時間帯に、特定の国からの訪日客が集まる場所がある、といった動向情報から、その場所に集まっている人たちに対し、すぐ近くの店舗でこのような人気商品を扱っている、といった情報を集中的に配信することが可能だ。

ひとくくりに訪日外国人といっても、実にさまざまな国や地域から、さまざまな人々が日本を訪れている。文化も宗教も違うその全ての訪日客から支持される商品やサービスというものは、どうしても限られてくるだろう。今後は、こういった対象を絞り込んで集客するピンポイント・サービスがますます有効になってくるのではないだろうか。

（画像はプレスリリースより）

外部リンク

株式会社ワイヤ・アンド・ワイヤレスプレスリリース
http://wi2.co.jp/jp/news/press/data/