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日本航空株式会社（JAL）は5月30日、同社日本発の全ての国際便において、宗教法人日本イスラーム文化センターからハラール認証を取得したイスラム教ミールを、2016年6月1日より提供開始すると発表した。

日本イスラーム文化センターは、文部科学省に登録された活動宗教法人であり、1999年よりハラール認証を行っている。ハラールは国や地域によって認証機関が異なる場合が多いが、同センターはアラブ首長国連邦をはじめ、カタール、タイの認証機関から、日本における認証機関として認められている。

同社はこれまでも、ハラール認証のイスラム教ミールを機内食として提供してきたが、今回は食材や調理方法、調理工場、食器などにいたるまで、製造工程全体に対して認証を得たイスラム教ミールを、日本発の全ての国際線で提供することとなった。

日本発の国際線でイスラム教ミールを希望する場合は、出発の24時間前までにメールか電話での申し込みが必要だ。どのクラスの利用者であっても申し込める。

機内食として提供されるイスラム教ミールの食器は、全て使い捨て容器となっており、この辺りについてもムスリムの人たちに対し、安心して食事をしてもらおうという配慮がうかがえる。

また同社では日本発便以外でも、クアラルンプール発便とジャカルタ発便でもイスラム教ミールを提供している。こちらは、イスラム教ミールのほか、通常食の洋食などでもハラール認証してあるので、利用者も選択の幅があるといえるだろう。

同社では、今後も全ての利用客に対し、美味しい食事を提供して機内でも気持ちよく過ごしてもらえるよう取り組んでいくとしている。

（画像はプレスリリースより）

外部リンク

日本航空株式会社プレスリリース
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