2015-10-02 05:00
観光
数字で実感 訪日外国人客はいっそうの増加傾向に

いずれの市場でも堅調な伸び
日本政府観光局は、平成27年8月度の訪日旅行市場の基礎データと市場動向トピックスを発表した。市場動向トピックスでは、各市場(国、地域)ごとに具体的な訪日人数やプロモーション例などを挙げてわかりやすく解説している。
一覧として挙げられている国と地域は、東アジアが韓国、台湾、中国、香港、東南アジアがタイ、シンガポール、マレーシア、インドネシア、フィリピン、ベトナム、北米が米国とカナダ、欧州が英国、ドイツ、フランス、ロシア、その他アジア・オセアニアがインドと豪州となっている。
いずれの国、地域とも訪日客数は安定的な伸びをみせており、大半の市場で過去最高を記録している。
突出して増加している中国人訪日客
今回の市場動向トピックスで特筆すべきは、やはり中国人訪日観光客の急増だろう。
中国人観光客は特にクルーズ船を利用しての訪日が急増している。昨年8月に就航した訪日クルーズ船は14隻で約32,000人の利用だったが、今年8月に就航したクルーズ船は53隻と4倍近い伸びをみせており、133,000人の中国人が利用した。
アジアでは他に、香港が前年同月比88.8%増と高い伸びをみせており、これは家族やグループでの訪日観光旅行が定着してきたことと、航空路線の季節増便なども訪日の後押しをしたものとしている。
他にもシンガポールが前年同月比52.6%増、豪州が36.8%増、マレーシアが23.8%増など、アジア・オセアニア地域からの訪日客が軒並み増加し過去最高を記録しており、これらも積極的なプロモーションの成果と日本政府観光局はみている。
(画像はプレスリリースより)
外部リンク
日本政府観光局プレスリリース
http://www.jnto.go.jp/jpn/reference/tourism_data/
日本政府観光局訪日旅行市場基礎データページ
http://www.jnto.go.jp/jpn/reference/tourism_data/
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