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智頭急行株式会社は、特急「スーパーはくと」内で無料Wi-Fi接続サービスを始めると発表した。

「スーパーはくと」は智頭急行が運行している特急列車で、鳥取～大阪間を約2時間30分で結んでいる。京阪神や山陽岡山方面から、山陰鳥取方面へのアクセスには最も利用されている列車だ。

その「スーパーはくと」内の1、3、5号車で9月28日より順次、無料Wi-Fi接続サービスが始まる。2、4号車内でも接続自体は可能だが、一部電波の弱い席もあるとしている。

智頭急行ではサービス提供車両内に専用ステッカーを貼って告知する。車両内には接続用パスワードも掲示し、簡単に接続利用できるようになっている。

またステッカーが間に合わない場合は、該当車両の広告枠内に告知チラシを表示して周知していく方針だ。

「スーパーはくと」は2008年にその車両がグッドデザイン賞を受けるなど、車両の快適性でも高い評価を得ており、国内外の鉄道ファンからも人気がある特急列車だ。

近年はこの「スーパーはくと」でも訪日外国人観光客の利用が増えており、Wi-Fi接続環境整備への要望も高まっていた。

今回は智頭急行が鳥取県から委託を受けての試験的な運用になるが、1年更新で進めていく予定にしている。

鳥取県など山陰方面はいまのところ、訪日外国人観光客が比較的少ないエリアだ。

今回の「スーパーはくと」無料Wi-Fi接続サービス提供開始が、さらなる訪日外国人観光客の獲得につながればと、智頭急行だけでなく鳥取県も期待している。

外部リンク

智頭急行株式会社プレスリリース
http://site5.tori-info.co.jp/photolib/

智頭急行株式会社ホームページ
http://www.chizukyu.co.jp/index.shtml