2015-09-30 12:30
観光
岐阜県高山市がヘブライ語の市内散策マップを作成

全国でも珍しいヘブライ語のマップ
岐阜県高山市は、近年急増しているイスラエルからの訪日観光客に対応するため、ヘブライ語の市内散策マップを作成した。これにより、高山市の市内散策マップは英語、スペイン語、中国簡体字、中国繁体字、韓国語、タイ語などと合わせ10の言語で作成されたことになる。
この市内散策マップは、市内の観光案内所などで配布されている。
高山市を訪れるイスラエル人が急増
高山市を訪れる外国人の中ではイスラエル人が突出しており、しかも近年急増している。高山市を訪れたイスラエル人は、平成25年度は約2,800人だったが、平成26年度には約5,600人に急増した。ほぼ倍増している格好だ。
イスラエル人は1年のうち4月に最も多く日本を訪れているのだが、平成26年4月には1か月間で約2,600人ものイスラエル人が高山市を訪れた。
日本政府観光局が発表した平成26年4月の訪日イスラエル人は3,469人だというのだから、日本を訪れたイスラエル人のうち実に4分の3の人たちが高山市を訪れたことになる。
なぜイスラエル人は高山市を訪れるのか
多くのイスラエル人が高山市を訪れるその理由は、やはり杉原千畝ゆかりの地だからだろう。第二次世界大戦中にリトアニアの日本領事館に領事代理として赴任していた杉原千畝は、迫害を逃れて第三国に移住しようとするユダヤの人たちのために独断で日本通過ビザを発行したことで知られている。
杉原千畝は1969年にイスラエル政府から勲章を授けられている。また1985年1月にはイスラエル政府から「諸国民の中の正義の人」 として表彰された。
これほど多くのイスラエル人がいまも杉原千畝を偲び訪れてくれていることから、高山市としてもいっそうの受け入れ環境整備を進めたいとしている。
(画像はプレスリリースより)
外部リンク
岐阜県高山市プレスリリース
http://www.jnto.go.jp/jpn/news/member_news/
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