インバウンドビジネスニュース

9月24日に開幕したツーリズムEXPOジャパンでは、第1回となるジャパン・ツーリズム・アワードの大賞および各賞を決定し表彰を行った。

このジャパン・ツーリズム・アワードは、観光事業のために優れた活動を行っている国内外の各種団体を表彰するもので、第1回となる今回は133団体からの応募があった。

表彰対象は、国内・訪日領域、海外領域、国際領域（UNWTO 部門賞）の3領域となっている。

第1回の大賞は、瀬戸内国際芸術祭実行委員会の「瀬戸内国際芸術祭の開催による地域再生の取組」が受賞した。瀬戸内国際芸術祭実行委員会は、国内・訪日領域の地域マネジメント部門の部門優秀賞も受賞している。

これは、瀬戸内海に点在する島々の魅力をアートという共通のテーマで発信し、「瀬戸内国際芸術祭」をひとつのブランドにまで高め、経済的な効果を含めた地域の活性化に成功したことに高い評価を得た結果だ。

国内・訪日領域の地域マネジメント部門では、高山市、スタービレッジ阿智誘客促進会議、ジャパンショッピングツーリズム協会、上山市温泉クアオルトの4団体が部門賞を受賞している。

さらに、国内・訪日領域のツーリズム事業部門では、JTB旅行事業本部が部門優秀賞を、株式会社エコロの森と阿蘇温泉観光旅館協同組合が部門賞を受賞し、観光関連産業部門では東日本旅客鉄道が部門優秀賞、プリンセス・クルーズとユー・エス・ジェイが部門賞の受賞となった。

また、国内・訪日領域のプロモーション部門では、くまモンでおなじみの熊本県が部門優秀賞を受賞し、地域活性化支援センターが部門賞を受賞している。他にも審査員特別賞が設置され、北前船寄港地フォーラムが受賞した。

いずれの団体も、訪日観光客のインバウンド拡大に向けた積極的で持続的な活動が評価されての受賞だ。

ツーリズム EXPO ジャパン組織委員会では、今回のアワードを継続的に開催していく予定だ。今後、さらに多くの国内外の組織や企業など関係団体に参加してもらいたいとしている。

外部リンク

ツーリズムEXPOジャパン推進室ニュースリリース
http://t-expo.jp/biz/news/pdf/

ツーリズムEXPOジャパンホームページ
http://t-expo.jp/biz/