2015-09-28 00:00
外食
イオン「ハラル食品」の常時取り扱いを開始

マレーシアで開発したPB商品を日本でも
イオンは2016年3月より、関東に展開するスーパー「イオン」の25店舗で常時ハラル食品を取り扱うと発表した。ハラル食品とは、ムスリム(イスラム教徒)の人たちがイスラム法上食べることが許可されている食材や料理を指す。
ムスリムの人たちが戒律により豚やアルコール飲料を口にしないことは有名だが、それ以外のたとえば牛や鶏などであっても、イスラム教の作法にのっとって処理されたものしか食べることができない。
イオンは、かねてよりイオントップバリュマレーシアがマレーシア国内で展開してきたPB(プライベートブランド)で、ハラル食品を開発してきた。
イオントップバリュマレーシアではマレーシア政府からの協力を受け、すでに147品目に及ぶ認証済みハラル食品を開発している。
ムスリムの人たちのニーズに合わせた展開を
今回、イオンはそのマレーシアでの経験と実績を生かし、日本国内でも常時ハラル食品を扱うことを決めた。これは当然、在日のムスリムの人たちだけをターゲットにしているのではなく、急増しているムスリムの訪日観光客を考慮してのことだ。
多くのムスリム観光客を受け入れているホテルなど宿泊施設でも、ハラル食品のニーズは高まっている。
当面は、TVヌードル(カレー、野菜)やTVホワイトコーヒーなど30品目程度のハラル食品を常時販売することを予定し、実際に利用するムスリムの人たちの意見も聞きながら品ぞろえをさらに拡充していく予定だ。
販売店舗もいまのところ、イオン太田店(群馬県)、イオン成田店(千葉県)、イオン品川シーサイド店(東京都)など、関東エリアの25店舗を予定しているが、今後のニーズ拡大によっては取扱店舗が増えていく可能性も高い。
外部リンク
イオン株式会社・イオンリテール株式会社プレスリリース
http://www.aeon.info/news/2015_2/
イオン株式会社ホームページ
http://www.aeon.info/
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