インバウンドビジネスニュース

西武鉄道株式会社は、系列会社である株式会社プリンスホテルと株式会社そごう・西武の西武池袋本店とともに、東京池袋エリアにて訪日外国人客に対し、より便利なサービスを展開していくと発表した。

まず手始めに10月30日（金）には、西武鉄道池袋駅に訪日外国人向け観光案内所「SEIBU Tourist Information Center Ikebukuro」をオープンさせる。ここでは、池袋周辺や西武鉄道沿線などの訪日外国人向け観光案内を行う。

さらに、西武池袋本店にて同じく10月30日（金）にインバウンドコーナー「コスメアメックス」がオープンする。免税カウンターや、訪日観光客に人気のある品をあらかじめそろえたビジットイケセイショップなど、化粧品販売カウンター以外にも各種サービスをそろえたコーナーだ。

加えて、11月2日（月）にリニューアルオープンするサンシャインプリンスホテルでは、宿泊客に向けたサービスとして西武池袋本店とのシャトルバス運行を開始し、購入した品をホテルに届けるサービスも始める。

同社では他にも、訪日観光客に対し通信環境のサービス充実も進めており、10月30日（金）から西武鉄道主要7駅にて無料公衆無線LAN「SEIBU FREE Wi-Fi」の提供を始めるとしている。

このサービスは、提供エリア内でメールアドレスを登録しただけで簡単に使用できる設定になっている。もちろん多言語対応で、日本語の他、英語、中国簡体字、中国繁体字、タイ語、韓国語で利用できる。

今回の導入は西武池袋駅や西武新宿駅などターミナル駅を中心に7駅からのスタートとなるが、同社では2015年度中に23駅にまでサービスを拡大するとしている。

もともと池袋周辺は中・長期に滞在している外国人が多いエリアだ。訪日外国人観光客にとってもなじみのあるエリアだといえるだろう。同社の新たなサービス導入により、さらなるインバウンド需要拡大に期待がかかる。

（画像はニュースリリースより）

外部リンク

西武鉄道／プリンスホテル／そごう・西武ニュースリリース
http://www.seibu-group.co.jp/railways/2015/10/19/

西武鉄道ニュースリリース
http://www.seibu-group.co.jp/railways/_icsFiles/