2015-10-29 21:45
観光
ソフトバンク本格的にインバウンドビジネス参入!

JTBと提携しまずは訪日旅行商品販売スタート
ソフトバンク株式会社は28日、株式会社ジェイティービー(JTB)とインバウンドビジネスにおける戦略的事業提携に関する契約を締結したと発表した。今回の提携にあたり同社は旅行業を扱う新会社を設立し、JTBとともに拡大を続けるインバウンド需要に向けさまざまなサービスを提供していくとしている。
その第一弾として同社は、中国有数のオンライン・マーケットプレイスとして知られるアリババグループの旅行販売プラットフォーム「Alitrip(阿里旅行)」に、専用の旅行サイト「日本汐留旅行旗艦店」を出店する。
出店予定日は2015年11月11日(水)だ。この11月11日という日付は、中国では「独身の日」として知られているが、同時にネット通販の日としても知られている。ネット通販サイトでは例年、大規模なバーゲンセールなどが行われる日でもある。
中国市場を足がかりに世界市場へ
同社はすでに中国アリババグループ(「阿里巴巴集団」)とは密接な関係を築いている。2008年には同社の出資でアリババ株式会社を合弁会社化し、日本事業が本格的にスタートしている。そもそもアリババグループは米国Yahoo!とも密接な関係にあり、2005年には米国Yahoo!と提携しヤフーチャイナを買収済みだ。
これらの点からみても、同社はすでに中国にかなり太いパイプを持っており、今回のインバウンドビジネス本格参入は満を持しての感がある。
しかもJTBという国内の旅行会社としてはトップの企業と提携することで、より盤石な体制を築いたといえそうだ。
今後は中国だけでなく他の地域への進出も同社は検討しており、同社がこれまでに蓄積してきた情報通信分野の技術をいかに活用していくのかが注目される。
(画像はプレスリリースより)
外部リンク
ソフトバンク株式会社プレスリリース
http://www.softbank.jp/corp/group/sbm/news/press/
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