インバウンドビジネスニュース

株式会社東芝と東芝テック株式会社は5日、ICTを活用して集客・接客をサポートする「トータルインバウンドサービス」の提供を開始すると発表した。

具体的なサービス内容としては、「訪日前プロモーションサービス」、「商業施設向け同時通訳サービス」、「位置情報サービス」、「免税処理サービス」、「電子決済サービス」の提供などが挙げられている。

本格的なサービス提供はいずれも2016年1月以降が予定されているが、第1弾として11月下旬から「福岡・天神地下街」で開催されるイルミネーションやクリスマスイベントにおいて「訪日前プロモーションサービス」、「商業施設向け同時通訳サービス」、「位置情報サービス」を提供するとしている。

さらに、2016年1月からは「軽井沢・プリンスショッピングプラザ」にて、「商業施設向け同時通訳サービス」が導入されるといている。

訪日外国人旅行客の急増により拡大を続けているインバウンド需要だが、やはり多くの企業や団体がその対応に追いついていないというのが現状だろう。

煩雑な免税手続きによって業務負担が増え、外国語で対応できるスタッフの確保に追われ、受け入れ側は目の前の業務を個々にこなしていくだけで精一杯になり、ビジネスチャンスを生かし切れずにいるのではないだろうか。

東芝と東芝テックの両者はそのような現状を踏まえ、インバウンドビジネスをトータルにサポートできるこれらのサービスを、商業施設・公共機関、各種小売業やサービス業の企業や団体へ幅広く提供していくとしている。

（画像はプレスリリースより）

外部リンク

東芝テック株式会社プレスリリース
https://www.toshibatec.co.jp/page.jsp?id=5484