インバウンドビジネスニュース

株式会社ジェイティービーは6日、自社と中国旅行会社との合弁会社である交通公社新紀元国際旅行社有限公司が中国北京に訪日旅行専門店舗をオープンさせたと発表した。

同社の合弁先である旅行会社「中信旅遊集団有限公司」は、中国で最大級の企業グループ「中信集団」に属している。

今回の訪日旅行専門店舗の開設は、もちろん急増する中国人訪日観光客のニーズに応えいっそうのインバウンド市場拡大をねらってのことだ。

同店舗では旅行商品の販売のほか、日本各地の観光の魅力を伝えるプロモーションスペースとしても利用できるようになっており、同社では自治体や企業のPRに活用できるとしている。

急増する訪日観光客の中で、とにかく突出しているのが中国人訪日客だ。人数の多さもさることながら、爆買いに象徴される旺盛な消費行動が注目されている。

しかしこれまでのところ、中国人訪日客もそのほとんどが東京・富士山・大阪といったゴールデンルートを中心とする観光にとどまっている。

今後はリピーターを確保していくためにも、さらに多くの魅力的な観光地の紹介や、新しいツアースタイルの紹介が必要になってくるだろう。たとえば、最近注目されている医療ツーリズムや、マラソンなど日本で開催されるスポーツ大会への参加などだ。

同社ではそのような状況を踏まえ、この新しい訪日旅行専門店舗を「日本への旅に関する全てが揃う場所」として、中国人訪日希望者に対し、よりきめこまやかなオーダーメイド型の旅を提供していくとしている。

（画像はニュースリリースより）

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株式会社JTB広報室ニュースリリース
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