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2015-11-11 22:30

観光

温泉の魅力をもっと訪日旅行者にアピールしよう「温泉まちづくり」発刊

温泉まちづくり
訪日旅行者の取り込みを見据え
日本交通公社は9日、書籍「温泉まちづくり」を発刊した。

これは「温泉まちづくり研究会」が2014年に取り組んだディスカッションの記録でもあり、魅力的な温泉地をつくるためのさまざまなヒントにあふれた内容になっている。

具体的には、日本各地7カ所の温泉地の抱える課題について、解決の方向性を探りながらいっそうの活性化のために議論している。これはもちろん、今後さらに増加するであろう訪日旅行者の取り込みを考慮してのことだ。

議題に上がっている7カ所の温泉地は、北海道阿寒湖温泉、群馬県草津温泉、三重県鳥羽温泉、兵庫県有馬温泉、愛媛県道後温泉、大分県由布院温泉、熊本県黒川温泉と、いずれも国内有数の温泉地だ。

温泉を訪日旅行の中心へと
また、ドイツとスイスの有名な温泉リゾートを挙げ、そこで行われているまちづくりについての事例が述べられている。ほかにも国内の成功例として、道後温泉の本館改築120周年記念事業「道後オンセナート2014」の取り組みについても報告されている。

同公社が今年度10月に発表したアジア8地域訪日外国人旅行者の意向調査でも、日本を旅行先に選んだ理由の第3位に「日本の温泉に関心があったから」が上がっている。しかも訪日経験が2回以上の旅行者ほど、温泉への関心は高くなっている。

また、この日本を旅行先に選んだ理由の第1位は「日本食に関心があったから」で、第2位は「日本の自然や風景に関心があったから」となっている。

これはもう、日本の風光明媚な地方温泉地ですべてカバーできる項目がベスト3を占めているといっていい状態だ。今後、温泉地がインバウンド需要の最前線になる可能性は高い。

この書籍はAmazonでPOD版を1,500円(税抜き)で購入できるほか、日本交通公社のホームページからPDF版を無料でダウンロードできるようになっている。

(画像は出版案内より)


外部リンク

日本交通公社出版案内
https://www.jtb.or.jp/publication-symposium/

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