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六甲山観光株式会は11日、自社が運営する六甲山スノーパーク（旧称：六甲山〈人工〉スキー場）に訪日ムスリム旅行客向け礼拝所を開設したと発表した。

礼拝所は、六甲スノーパークの旧バス待合所に設置され、同パークの営業期間である2015年12月5日（土）～2016年3月21日（月・祝）の間、9：00～21：00の時間帯に利用できる。もちろん男女別で2室用意されており、手・足洗い場も併設されている。

またムスリム客向けに、レストランではメニューの英語表記に加え、ノンポークやアルコールフリーのピクトサインを掲出して一目でわかるような配慮も行っている。

兵庫県神戸市に位置する同パークは関西各地からのアクセスも非常によく、手軽にスキーや雪遊びが楽しめる施設だ。

近年特に台湾を中心とした団体客や個人客が増加しており、同パークではiPadのアプリを使用した翻訳サービスの導入や、中国語を話せるスタッフの増員のほか、日本語・英語・中国語での園内放送を実施するなど外国語対応のサービスを強化してきた。

さらに2014年のビザ緩和により、インドネシアやマレーシアといった東南アジアのイスラム圏からの訪日客が急増しており、今回の礼拝所開設はそのような新たな訪日客のニーズに応えるものだ。

ほかにも2016年1月より外国人向けスキースクールを実施するなど、同社では今後も施設の拡充だけでなくサービスの充実をはかるとしている。

（画像はニュースリリースより）

外部リンク

六甲山観光株式会社ニュースリリース
http://www.hankyu-hanshin.co.jp/file_sys/news/