2015-12-25 23:30
観光
紅葉観光により引き続き好調維持 JNTO11月市場動向トピックス

中国人客好調維持だが抑制懸念材料も
日本政府観光局(JNTO)は24日、2015年11月の市場動向トピックスを公表した。これまで閑散期とされてきた11月だが、紅葉による景観の美しさや気候的にも過ごしやすい時期であることなどが広く認知されてきた結果、大半の市場で前年同月比を大幅に上回るなど、インバウンド市場は好調を維持している。
相変わらず突出しているのが中国で、前年同月比 75.0%増の363,600人が訪日した。中国の訪日客数は、2013年9月以降、27か月連続で各月の過去最高を更新している。
しかしJNTOでは、9月中旬以降中国人の韓国訪問客数が回復しつつあるとしており、訪日客数を抑制する方向に作用していると判断している。中国人の訪韓が増えているのは、MERSの影響が払拭されたことによるものだとしている。
東南アジアや欧州方面からさらなる伸びが期待
中国以外では、やはり東南アジア方面からの好調さが目立っている。シンガポールは前年同月比43.1%増、マレーシアは同42.7%増、インドネシアは同24.2%増となっており、いずれも高い伸びをみせている。
また、豪州は前年同月比33.2%とこちらも高い伸びをみせ、米国やカナダ、ヨーロッパ各国も安定した増加傾向が続いている。
ドイツなどは、前年同月比13.6%増となっているが、旅行会社からは宿泊施設や移動用のバスの手配が困難であったために催行できなかったツアーもあったとの声が上がっており、これらの問題を解決すればさらなる訪日客が見込めるという状況にあるようだ。
(画像はトピックスより)
外部リンク
日本政府観光局市場動向トピックス
http://www.jnto.go.jp/jpn/reference/tourism_data/
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