インバウンドビジネスニュース

株式会社ボーダレスシティは15日、同社が提供する、約500社の旅行会社が利用する旅行代理店専用飲食店予約サービスである、「団タメ！エクスプレス」が、正式オープンから3か月で、依頼金額が1億円を突破したことを発表した。

現在では、31か国から依頼が寄せられており、中国、ベトナム、タイ、韓国といったアジア圏からの依頼が多い状況となっている。2015年10月1日からオープンしたサービスだが、2016年は、依頼金額12億円を目指し、旅行代理店にとって更に利用しやすいシステムを構築していく。

また、地方自治体とも連携を図り、郷土料理など地方独自の食事を提供できる飲食店を拡充することで、地方への訪日外国人の誘致も行っていく。

旅行会社からの団体客をターゲットとし、食事の依頼に対して「飲食店が立候補」することで予約が成立する。このようなシステムのため、旅行会社は空いている飲食店を探す手間や、メニュー取り寄せ等の交渉の手間が省ける。

飲食店側のメリットとしては、各旅行会社に対して1社ずつの提携をする必要がなく、空席がある時間を店舗側から提案することで、戦略的な団体集客が可能となる点が挙げられる。団体客がターゲットのため、ほとんどのケースでガイドがついているので、外国語メニューや、Wi-Fiを用意しなくても、インバウンドの予約を獲得できる。

依頼は、1か月以内のものが多く、旅行代理店が設定する飲食店からの回答期限も2日以内が大半を占め、「旅行代理店の依頼、 飲食店の立候補、予約成立」という流れが、30分ほどで決まるケースが多い。

外部リンク

株式会社ボーダレスシティ　プレスリリース
http://www.yamatogokoro.jp/pressrelease/2016/01/_3.html