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富士観光興業株式会社が管理運営する国の天然記念物「富岳風穴（ふがくふうけつ）」は2月8日にリニューアルオープンした。

春節期に合わせたリニューアルオープンであり、連日中国人観光客が多く訪れ賑わっている。「富岳風穴」は、富士山の側火山の噴火によりできた溶岩洞窟である。総延長201mの横穴型の洞窟であり、平均気温は3度である。こうした特性から昭和初期頃までは天然の冷蔵庫として使用されていた。

現在は国の天然記念物に指定されており、巨大な氷柱（つらら）や溶岩、光り苔など自然の造形物を楽しめる施設となっている。また繭や種子の貯蔵庫を見ることもできる。

見学コースの所要時間は15分。入場料は大人290円、小人140円。なお4月1日からは大人350円、小人200円となる。

ちなみに「富岳風穴」と並ぶ富士山麓の溶岩洞窟の「鳴沢氷穴」も同社が管理運営している。こちらも国の天然記念物だ。

氷柱や溶岩をライトアップし、ブロック状に切った天然氷を積み上げて冷蔵庫とした「氷の池」の改修などを行った。

また訪日外国人に対応するため、洞窟内に英語、中国語（簡体字・繁体字）、韓国語の案内看板を設置した。

リニューアルにより文化財洞窟の価値を高めるとともに、より幻想的かつ神秘的な世界を体感できるエンターテイメント施設となっている。

（画像はプレスリリースより）

外部リンク

富士観光興業株式会社　プレスリリース
http://www.fujikyu.co.jp/data/

富岳風穴
http://www.mtfuji-cave.com/