インバウンドビジネスニュース

観光庁は1日、宿泊施設のインバウンド支援を目的とした新事業「訪日外国人旅行者受入環境整備緊急対策事業費補助金」の開始にあたり、補助の対象となる宿泊事業者団体等の公募受付を2016年3月4日（金）より始めると発表した。

これは、訪日外国人旅行者の急増により宿泊施設が慢性的に不足している現在の状況に対し、緊急対策として既存の宿泊施設を活用するための事業だ。

この事業に応募するためには、まず5者以上の宿泊事業者が協議会を設立し、「訪日外国人宿泊者受入体制拡充計画」を策定して、観光庁に当該計画を提出する必要がある。同庁では、全国各地で詳しい説明会を開催する予定だ。

この事業の公募説明会は、2016年3月8日（火）の北海道を皮切りに、全国各地域の運輸局等で開催される。

3月9日（水）には関東と中国、3月10日（木）には四国と九州、3月11日（金）には近畿と沖縄、3月14日（月）には東北、3月15日（火）には北陸信越と中部で開催される。開催会場や開催時刻、募集人数等の詳細は別紙添付資料で確認を願いたい。いずれも、申し込みは開催日前日までとなっているが、定員になり次第締め切るとしている。

この事業の補助金対象として国土交通省の認定を受けた場合、Wi-Fiなど通信環境の整備や自社サイトを多言語化する等の事業経費の2分の1を、上限100万円まで支援されるとしている。なお、公募受付の締め切りは2016年3月31日（木）17時必着となっている。

外部リンク

観光庁プレスリリース
http://www.mlit.go.jp/kankocho/news06

観光庁：公募説明会日程及び会場一覧
http://www.mlit.go.jp/common/