2016-04-16 00:00
交通
連絡バス車内でハンズフリー翻訳 成田空港で実証実験開始

騒音環境の中でも正確に音声翻訳
成田国際空港株式会社は12日、ターミナル間を往復する無料連絡バスの車内においてハンズフリー翻訳タブレットの実証実験を行うと発表した。今回の実証実験は、2016年4月19日(火)から27日(水)の間、実施される。使用するハンズフリー翻訳タブレットは、同社が提供している多言語音声翻訳アプリ「NariTra」によって英語・中国語・韓国語に対応しており、音声と画面表示によって機器の操作を全くせずにスムーズに翻訳が行えるようになっている。
つまり訪日旅行者が英語や中国語で連絡バスの運転手に何か質問をすると、その内容が日本語に翻訳されて運転手のタブレットに表示され、運転手が日本語で案内した内容を、該当する言語に翻訳して旅行客に示すことができるというわけだ。
実用性を検証し本格導入を進める
もちろん、ハンズフリーであるといっても、利用するのはバスが停車している間に限られている。それでも、タブレット機器を手に持って操作する必要がないということは、たとえば両手に荷物を持った人であってもそのまま質問できるなど、利便性は高そうだ。また、バス運転手のほうも、よくある質問に対してはあらかじめ登録しておいた回答をボタン操作で呼び出すことも可能であるため、質問のひとつひとつに声を出して答えたり案内したりする必要がなくなる。
今回の実証実験では、連絡バスの1台にこのハンズフリー翻訳タブレットを搭載し、その機能やサービスの実用性を確認する。同社ではその結果を踏まえ、このサービスの本格導入を進めていくとしている。
(画像はニュースリリースより)
外部リンク
成田国際空港株式会社ニュースリリース
http://www.naa.jp/jp/press/pdf/
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