2016-05-26 18:00
交通
バスタ新宿、訪日外国人の高速バス利用拡大に貢献

不便だった新宿駅の高速バス停が一気に便利に
国土交通省は23日、高速バスターミナル「バスタ新宿」のオープンから1ヶ月の利用状況について速報を発表した。バスタ新宿は、2016年4月4日に東京の新宿駅南口に開設された高速バスの専用ターミナルだ。それまで新宿駅では、高速バス停が19カ所に分かれて周辺に点在するという状況にあり、どこへ行けば自分が乗りたいバスが発着しているのか、日本人でもわかりづらいという不満が多く聞かれていた。
その点在していた高速バス停を、新宿駅南口徒歩1分という場所に集約したバスタ新宿は、オープンから1ヶ月でのべ約58万人が利用し、鉄道からの乗り換えが楽になった、待合所でくつろげる、表示がわかりやすいなど、好評の声が多数あがっている。
訪日外国人の高速バス利用も拡大
さらに、バスタ新宿のオープンにあわせ、高速バスを運営する各事業者が訪日外国人に向けたさまざまなサービスを充実させており、多くの訪日外国人がバスタ新宿を利用している。特に訪日外国人に人気の富士山へ向かう高速バスについては、各社が周遊パスやツアーなどを多く取りそろえており、富士河口湖観光総合案内所の外国人利用客数が2016年4月は約2.3万人と、前年同月比で約1.4倍に増加するなど、早速バスタ新宿効果が現れているようだ。
訪日外国人にとっても、高速バスは鉄道や航空機より料金が安いことや、目的地に直接行けること、それに座席指定で必ず座れることなどが、人気の理由となっている。
今後、案内表示の多言語化を進め、待合所の設備や周辺の飲食店サービスをいっそう充実させるなど、外国人に対しても利便性を向上していくことで、さらなるインバウンド拡大が期待できそうだ。
(画像はプレスリリースより)
外部リンク
国土交通省プレスリリース
http://www.mlit.go.jp/common/001132365.pdf
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