• TOP
  • >
  • 観光
  • >
  • 金融市場でもインバウンド対策強化・多言語対応サービス提供開始
2016-07-01 07:00

観光

金融市場でもインバウンド対策強化・多言語対応サービス提供開始

ATM多言語対応
コールセンターにおいて三者間通話で多言語対応
ランゲージワン株式会社と日本ATM株式会社は6月28日、金融市場に向けた多言語対応サービスの提供を目的に業務提携することで合意した。

両社は2014年10月より連携を始めており、「三者間通話の仕組みを活用した多言語対応サービス」を実施している。これは、日本ATM社が運営するATMオペレーションセンター(コールセンター)に入電した外国人利用者からの問い合わせに、ランゲージワン社の通訳オペレーターを介して対応するというものだ。

すでに8行の銀行がこのサービスを利用し、全国2万台以上のATMなどに、両社のオペレーターが24時間365日対応している。今後は、ATM備付インターフォンからの問い合わせ対応のほか、インターネットバンキングのヘルプデスクや金融機関の店舗窓口などでの通訳サービスも提供する。

金融機関窓口での多言語対応サービスをさらに充実
今回両社は、インバウンド市場の拡大により金融市場においても多言語対応サービス・サポートの需要が高まるとの見通しから、提携の強化を図った格好だ。今回の業務提携においては、日本ATM社はランゲージワン社が第三者割当増資により発行する株式を引き受ける。

両社は金融市場に向け、英語、中国語、韓国語、ポルトガル語、スペイン語の5カ国語には24時間365日サポート対応を行い、タイ語とロシア語に関しては休日・祝日を除く9時~18時でのサポート対応を実施していく。

訪日外国人の間からは、日本はクレジットカードが対応できない店舗や施設がまだまだ多く、どうしても現金が必要だという声はよく聞かれている。

海外クレジットカードが利用可能な店舗や施設も増加しているが、同時にこのようなATMや金融機関窓口などでの多言語サービスの充実も、両社の狙い通りさらに求められてくることになるのではないだろうか。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

ランゲージワン株式会社・日本ATM株式会社 プレスリリース
http://www.atmj-g.com/kreimedia/

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • twitter
  • facebook