インバウンドビジネスニュース

静岡市は10月30日、訪日外国人旅行者向けグルメとショッピングのガイドブック「SHIZUOKA GUIDE」を発行すると発表した。

「SHIZUOKA GUIDE」には、英語版、中国繁体字版、中国簡体字版、ハングル版の4種類が用意される。

ガイドブック内には、静岡市内71店舗の情報が豊富な写真やイラストとともに掲載されている。しかもそれらの店舗で使えるお得なクーポンなども付いており、このガイドブックを提示するだけで該当店舗で何度でも使用できるようになっている。

それらの掲載店舗も、地元新聞社の情報媒体と連携し、静岡県民の口コミや評価の高い順にランキング形式で掲載するなど、文字通り地元に密着した内容だ。

このガイドブックは、海外での旅行博などのイベントで配布されるほか、インターネット上から各言語でダウンロードすることもできる。

またこのガイドブックでは、掲載店舗までのルート案内も手持ちのモバイル端末で二次元コードを読み込むことで表示できるようにするなどの工夫がなされている。

さらには免税手続きについてや公共交通案内、急な体調不良に対応できる病院の案内など、訪日旅行者にとって役立つ情報も満載だ。

静岡県は今年初めて清水港に中国からのクルーズ船誘致を実現するなど、熱心にインバウンド需要の取り込みを行っている。

しかし、県内に富士山という日本最大の観光地を抱えていながら、多くの訪日旅行者が静岡市内に滞在することなく東京や名古屋、関西方面に流れていってしまうことがまだまだ多い。

そういった状況を変え、県内市内のインバウンド市場をいっそう拡大するために、この「SHIZUOKA GUIDE」を最大限活用したいところだ。

（画像はプレスリリースより）

外部リンク

静岡市プレスリリース
http://www.jnto.go.jp/jpn/news/member_news/