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日本政府観光局（JNTO）は18日、訪日外客数の2015年10月推計値を公表した。

2015年10月の訪日外客数は、前年同月比43.8%増の182万9,300人だった。これは、10月としては過去最高だった昨年2014年の127万1,705人から、55万7,000人以上増加したことになる。

この結果、2015年度は1月から10月までの累計訪日外客数が1,631万人に達し、過去最高だった2014年の年間累計訪日外客数1,341万3,467人を10月時点で上回った。

そしてやはり、10月も急増の要因は中国人観光客だ。訪日外客の総数でみれば43.8％の増加だが、中国人客は前年同月比99.6％増とほぼ倍増だ。中国人客は2015年1月から10月までの累計でもすでに400万人を超えている。

一方で、カナダやドイツといった欧米の市場も単月での過去最高を記録した。また、台湾やインドネシアといったアジア方面の市場だけでなく、フランスやイタリア、スペインでもそれぞれ10月時点で2014年の年計を上回り、今年の累計が昨年の年計を超えた市場が11市場に増えている。

このところ東南アジア方面からの訪日旅行者の急増に注目が集まっているが、欧米各国からの訪日旅行者も順調に伸びていることが証明された結果だ。まさにインバウンド市場そのものが拡大していることを示しているといえるだろう。

（画像は日本政府観光局（JNTO）プレスリリースより）

外部リンク

日本政府観光局プレスリリース
http://www.jnto.go.jp/jpn/news/press_releases/pdf/