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2016-01-03 21:45

その他

インバウンド消費は日本経済の稼ぎ頭「日本経済2015-2016」

日本経済2015-2016
日本経済の対外的な稼ぎ方に「インバウンド消費」
内閣府は2015年12月28日、「日本経済2015-2016~日本経済の潜在力の発揮に向けて」を公表した。

この「日本経済2015-2016」は、第1章「好循環の進捗と今後の課題」、第2章「企業ダイナミズムの向上にむけて」、第3章「我が国の対外的な稼ぐ力」という3章で構成されている。

第3章の「我が国の対外的な稼ぐ力」では、第2節に「我が国の対外的な稼ぎ方の可能性」として、「財の輸出」、「対外直接投資」、そして「インバウンド消費」の3項目が挙げられている。

アジアは「ショッピング」欧米は「日本文化体験」
「日本経済2015-2016」では、「インバウンド消費は拡大しており、我が国の対外的な稼ぐ力においてその存在感を高めている」とし、インバウンド消費の現状確認と、今後の可能性について検証を行っている。

現在のインバウンド消費においては、やはり中国人を始めアジア方面からの訪日外客数が多いが、1人あたりの消費額は欧米諸国のほうがおおむね高い傾向にあるとしている。

また、訪日目的においては、アジア・欧米ともに第1位には「日本食を食べること」が上がっているが、アジア諸国では第2位にのきなみ「ショッピング」が上がっているのに対し、欧米諸国では「日本の歴史・文化体験」や「自然・景勝地観光」を、「ショッピング」と同等かそれ以上に重視している傾向が見てとれる。

これらの点から「日本経済2015-2016」では、日本食を始めとする日本文化を発信する取り組みや、日本製品への信頼感を確保していく取り組みが重要だとしている。

(画像は「日本経済2015-2016」より)


外部リンク

内閣府「日本経済2015-2016」概要
http://www5.cao.go.jp/keizai3/2015/

内閣府「日本経済2015-2016」第3章第2節
http://www5.cao.go.jp/keizai3/2015/

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